太陽系の起源と惑星の誕生とは

惑星

太陽系とは太陽を中心とした8つの惑星から構成されているということを前回のコンテンツでご紹介しました。
今回は太陽をはじめとした惑星の誕生にフォーカスしていきます。

太陽の誕生

少し科学的なお話しになりますが、太陽の誕生は46億年前にガスで出来た星雲の収縮によって誕生したと言われています。
宇宙空間には大きなガスの塊である星雲があり、星雲が重力の関係で収縮していくことによって太陽という巨大な物質が誕生したと考えられています。
※厳密にはもっと細かい工程を経て誕生したと言われていますが、ここでは省略します。

また、惑星の誕生も似たような現象が起きており、簡単にまとめると
1、宇宙空間に漂うガスが集まり(星雲)
2、集まったガスが回転しながら円盤となって中心に原始太陽が生まれ、
3、円盤部分の塵やガス、氷が集まり、衝突を繰り返しながら原始惑星が生まれ、
4、原始惑星同士が衝突、分裂、合体を繰り返しながら現在の姿になった
というプロセスを経ているとされています。

つまり、非常に神秘的な太陽や惑星も、大元を辿れば私たちの身近にある物質から成っているとも言えます。
もちろん、宇宙空間と言う私たちには想像も出来ない特殊な環境だからこそ、巨大な重力や引力、あるいは生命が生存できないほどの気温など様々な条件が重なって誕生した、実に神秘的な現象の結果であるとも考えられます。

惑星が分類される分かれ目


8つある惑星(水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星)のうち、地球に似ていて太陽に近いを地球型惑星(水星、金星、地球、火星)、太陽の外側にある残りの4つの惑星(木星、土星、天王星、海王星)を木星型惑星と呼ばれている、ということを前回のコンテンツでご紹介しました。

では、地球型惑星と木星型惑星の分かれ目となる境界線は何か?
それが太陽からの距離であり、ちょうど氷が溶けるか溶けないかの境界線であると言われています。
もともと地球型惑星が形成されつつあった付近には、地球型惑星となる4つの惑星のほかに数十個程度の惑星があったと考えられています。
こうした惑星になる前の元になる惑星(原始惑星)がお互いに重力によって軌道を変えながら衝突したり、合体したり、お互いに跳ね飛ばしあいながら数が減少し、最終的には4つの地球型惑星になったとされています。

生命の起源は奇跡的

そもそも私たちが生命として誕生する前提として、惑星の1つである地球が誕生したことが言えます。
当たり前と言えば当たり前ですが、もし地球が誕生しなければ生命は誕生せず、延いては人類も誕生せず、私たちも誕生していません。

そう考えると、無限に広がる宇宙空間で塵やガス等が集まり、衝突や分裂、合体を繰り返しながら惑星が誕生し、そして地球という惑星には生命が誕生し生存するための条件が整っていた、ということを考えれば、全てが奇跡的に繋がっているとも言えます。

私たちが誕生したルーツとして身近なところでは両親の存在があり、またその両親にもそれぞれ両親が存在します。
こうした「人類」だけの歴史ですら追っていくには程遠い年月が経っていますが、更に奥深くまで遡っていけば地球(惑星)の誕生こそ全ての始まりと言っても過言ではありません。

とはいえ、今の私たちにとって「地球を身近に感じる」ことは当たり前のようで当たり前ではないかもしれません。
なぜなら、私たちは地球を見ることはできないからです。
太陽や月を見ることはできますが、なかなか地球そのもの、あるいは惑星のことについて考える機会と言うのは日常生活の中ではそう多くないでしょう。

しかし、繰り返しにはなりますが、この奇跡的とも言える宇宙空間での活動の結果として地球が誕生しており、今日に至っていることは事実。
地球に限らず太陽系の惑星に代表される地球を含めた8つの惑星に想いを馳せることは、良い意味で現実から離れる時間を作ってくれるかもしれませんね。

だからこそ、ふと夜空の月を見上げてみたり、空気の澄んだ場所で星空を眺めて美しさを感じたり、人はそういった惑星と言う非日常に対して魅力を感じるのかもしれません。

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